幸せを奪う拝金主義~拝金主義からの解放~

2017.06.14 Wednesday

0

     

    4.    どうすれば拝金主義から解放されるか?
    拝金主義が蔓延した日本社会では、もはや老人福祉や子育てですら、
    お金で解決しようとしている。
    保育園、教育無償化、年金、老人医療、結局は全てお金の話だ。
    お金は最後には富の奪い合いを生み、社会の分断を招く。
    そんな社会で幸福を覚えることなど無いだろう。
    幸福感の高い人生を送るためには、拝金主義から脱しなければならない。
    お金は使うものであって、使われてはいけないことを思い出す必要がある。

     

    ■貨幣から保存性を奪うには

    しかし、現代日本において拝金主義から脱することはとても難しい。
    最も単純な方法の1つは、お金から保存性を奪う事だろう。
    例えば、お金の価値を1年毎に強制的に下げるような仕組みだ。

     

    紙幣に印紙を貼る事を義務付けるやり方が考えられる。
    つまり、1万円札を来年も1万円札として使うために、
    100円の印紙を購入して貼るという具合だ。
    こうすることで、翌年は事実上、一万円札は9900円となる。
    そのまま更に使わなければ、3年目は9800円となるのだ。
    このようにして、保存性を奪うことで、
    お金はできるだけ直ぐに使おうとする力が働くだろう。
    企業は過剰に利益を追求する方針を改めるはずだ。

    お金の循環が良くなり、格差が是正される。
    格差の是正は、お金に対する拘りを弱める事に作用するはずだ。
    ■国営企業の復活
    NTTやJRなどは国営企業に戻すべきだろう。
    NTTが国営に戻れば、今のドコモのような料金体系にならないだろう。
    誰もが最新端末を所有できるという事はなくなるが、
    通話料や通信料は適正な価格となり、今よりずっと安くなる。
    そうなれば、AUもソフトバンクもそれに追従するしかなくなる。

    国鉄が復活すれば、交通インフラの地域格差は是正されるだろう。
    それは、地方の活性化にも繋がるハズだ。
    地方で生活する人が増えれば、拝金主義は弱まるのではないだろうか?
    拝金主義は物やサービスが豊富な都市を中心に強まる。
    自然が豊富な地方で生活すれば、お金では買えない幸福感を感じる機会は増える。

     
    ■ギャンブルの規制
    明らかなギャンブルである、ソーシャルゲームは法で厳しく制限すべきだ。
    どのように規制するかは、とても難しいだろうが、
    例えば、現物や現金が伴わないクジは違法にはできないだろうか?
    コストゼロで無限にコピーできる、デジタルデータが景品となるクジを
    有料で行うことは規制すべきだと思う。
    剝き出しの拝金主義が蔓延している、この業界を正すことは急務だろう。
    ■宗教の復活は最良の処方箋
    拝金主義から解放されるために、最も重要なのはやはり人の意識だろう。
    価値観を変えていく必要がある。

    歴史を振り返ると、人の価値観のベースにあったのは宗教である。
    宗教の存在が希薄になるほど、拝金主義は進んでいるように思う。
    例えば、キリスト教では金貸しは忌むべき存在だ。
    しかし、キリスト教国であるアメリカで、大きな富を持っている人の多くは、
    金融業界に身を置く者である。
    だからこそ、逆にお金を持たない人々でも、自己を確立できるのではないか?
    「自分は貧しいが、良い人間である」と思う事ができる。
    金貸しで金儲けをしている人より、良い人間だと思う事ができるのだ。
    日本は、神道をベースに仏教と儒教が入り混じった価値観があった。
    家族を大切にし、国や目上の者に忠を尽くす人間が、良い人間とされた。
    家族を大切にする事も、忠を尽くすことも、全て内面の問題であり、
    自分がそう思っているのなら、それは間違いのない事実である。
    そこにお金は関係ない。
    だから、且つての日本は貧しくても活力に溢れていたのではないだろうか?
    今の日本では宗教が軽んじられ、ともすれば忌み嫌う人も多いだろう。
    宗教とは、善い人間になることが幸せであると説き、
    どんな人間が善い人間であるかを示すものである。
    そして、世界中のあらゆる宗教のどこにも、
    「お金があることが幸せ」などとは書いていない。
    逆にお金に固執することは、悪であると説いているのが殆どだ。

    日本という国は、宗教が軽んじられているが、
    同時にあらゆる宗教に対して寛容でもある。
    キリスト教もイスラム教も仏教も、どんな宗教でも共存できる素晴らしい国だ。
    だからこそ、それぞれの価値観に合う宗教を知るべきだろう。
    そして、その宗教で定義される善い人になろうとすべきだ。
    そうすれば、拝金主義からは解放される。
    全ての宗教は拝金主義を悪と説いているのだから。

     

     


    政治ランキング

    コメント
    コメントする